昨日の本『残酷すぎる成功法則』の続きで、第2章は「いい人」が成功できるかどうかです。正直者が馬鹿をみるのかどうか。
世の中には以下のタイプの人が存在する
・ギバー(与える)
・マッチャー(与える受け取るのバランスを取ろうとする)
・テイカー(受け取ろうとする)
成功している順(全部がそうではありませんが単純にしました)
1.ギバー
2.マッチャー、テイカー
3.ギバー
上位、下位の両端に多くギバー(与える人)がいるそうです。
下に多くいるのは、聖人では搾取されるだけになってしまうから。
(*昨日の話ですが、エビデンスというならそもそも成功とは何かを定義しないといけません。いつも同じ事を言うようであれですが、この本にもある様に本人が成功と思えば成功なのです。しかしここで言うのは、いわゆる収入などの目に見えやすい一般的な成功という尺度)
世の中はゼロサムゲームではないとして、色々な戦略を集めたゲームで、戦略として「しっぺ返し作戦」が最も成功する。
その作戦は「先ず信用し、相手が裏切った時だけ裏切る」というもの。
しっぺ返し作戦については、以前にも「7つの習慣」を読んだときに書いてました。(その記事)
(日本人はアメリカ人より合理的でなく、感情的に許せないなら多少の損は構わないという選択をするそうですが…)
その、しっぺ返し作戦から学べること
1.相手を妬まない
2.自分から先に裏切らない
3.協調であれ、裏切りであれ、そっくり相手に返す
4.策を弄さない
それを踏まえた最強の対人ルール
1.自分にあった池を選ぶ
悪い環境にいればあなたも悪くなってしまう
2.まず協調する
先ずは相手から好かれることが重要
3.無私無欲は聖人でなく愚人である
協調が上手くいくのは相手もいい人の場合。聖人でいるだけではテイカーに搾取されるだけ。相手によっては報復も必要
4.懸命に働き、そのことを周囲にも知ってもらう
嫌な奴から学ぶことがあればこれ(いわゆるアピールをする)
5.長期的視点で考え、相手にも長期的視点で考えさせる
短期的には利己的な行為が勝利するが、長期的には良心的な行いが勝利する
6.許す
実はしっぺ返し作戦を改良し、「許し」の要素を入れたプログラムが最強だった。自分だって完璧ではないはず。自分を許すように相手も許そう。それはセカンドチャンスを与えるということです。
あまり本の内容を書きすぎてしまってもいけないので、この本の紹介はこのくらいにしておいた方がいいかな。
いい人、がんばって。
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