『残酷すぎる成功法則』とりあえず第一章


成功本のパターンは、
・個人の体験から、私はこうやって成功した。
・歴史や哲学などから、誰々はこう言っている。
に分類される。

これはには根拠がないものがほとんど。

自己啓発本や成功本の中でエビデンスがあるものを探し、それをまとめる。それで普遍的な法則になるわけではないが、成功率は上がるだろう。

という着想が本書になったらしいです。エリック・バーカー著の、橘玲監訳。

 

第一章は「ふるいにかけられたリーダー」「ふるいにかけられていないリーダー」の話が記憶に残りました。

リーダーがいてもいなくても成功を収めるチームがあるし、方やカリスマ性のあるリーダーが引っ張って成功を収めるチームもあります。

果たしてリーダーは必要なのか不要なのかという議論に、偉大なリーダーのタイプが2種類あるという指摘がありました。

それが上で書いた「ふるい」の有る無し。

 

「ふるいにかけられたリーダー」とは、学校など大勢が同じ事をする場所で頭角を現す人。要するに一般的に優秀な人ですね。

「ふるいにかけられていないリーダー」は、集団には馴染めないものの何かに突出したタイプ。学校など社会のそういったシステムの承認を得てきていない。

ふるいにかけられていない方は、多くの人から見て悪しき部分を持っていると思われることが多い。でも、それは異なっているだけで実際の善し悪しはない。

 

ふるいにかけられたリーダーはことを荒立てない。道筋に沿って行くのが得意。

ふるいにかけられていないリーダーは逆にことを荒立てる。システムを破壊する場合もあるが、大きな有用な変革をする場合もある。

それぞれに得手不得手があります。普段力を発揮するか、何かの時に抜群の優秀さを見せるかって感じかな。(多少希望的解釈が入ってるかも)

安定した状況下ではふるいにかけられたリーダーが統率し、変革時にはクセが強くても、ふるいにかけられていないリーダーを選ぶと一か八か何かが起こるという感じか。

 

 

第一章を読んで、人間は自分のことを知り、自分に合う場所を探すことが非常に重要だと再確認しました。

人には特性や能力に違いがあるのよ。やっていけるかは「環境」が大事なのです。

ルールに従って行動するのが得意なら勤め人としてやっていける。そうでない場合は自分の特性を考え、自力で道を切り開いて行くしかない。

 

飛び込んだ場所で、ある程度の我慢は重要かもしれませんが、それもまったく「見当違い」の場所でやっていては意味がない。

「逃げる」という言葉は一般的には良いイメージではありませんが、それなら「自分に合った場所を探す」と言い換えればどうかなと思った。

ちなみに、私はもう自分に合う場所を探してないので逃げっぱなしだと気づきました…(昨日、自分に合う仕事については書いたけど、ほぼアニメの話だったしw)

 

この本の原題が「Barking up the wrong tree」なのよ。これは間違った木に向かって吠えるということ。

要は見当違いな事をやっていても意味がないので、自分を知り、生かせる場所を探そうということなのだと思います。タイトルを変えすぎるのもどうかと思う。

 

まだ一章しか読んでないのにこんなに書いてしまいましたw。それでは、続きを読みたいと思います。(続きを書くかはわかりませんが)

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