大きな固定費、退職後の住み処はどうする?


昨日書いた固定費の削減で、大きなウェイトを占めるのは住居にかかる費用です。

私は2013年の10月から残した有休の消化に入り、10月末で退職となりました。現在はなるべく低コストで、但し楽しいことにはお金はちょびっと使う、みたいな感じで生活しています。

微妙な資金で50歳前に会社を辞めた身としては、当初実家でじっとミノムシのようにリタイア資金を温存する計画を持っていました。しかし移住というウルトラワンダーな事までやりたくなってしまった現状で、どうすれば資金を有効に生かせるのか(無駄にせず済むか)考えています。

セミリタイア後の住み処については前のブログでもちょこちょこと何度か書いてきました。住宅に関しては人によって事情も様々、まったくのケースバイケースなので今回は貧乏リタイアな私の個人的な語です。一般的には参考にならないかもしれませんが、物語としてこういう人もいるよくらいに思って下さい。

 

移住先札幌2

 

移住したくなってしまった

実家を出たくなり、更に車の維持にお金がかかるので公共交通機関の発達した都市に住みたいとか考え始めました。

地元からも出て移住したくなった時点で資金不足が加速することは当然の助動詞(古いw)です。なのでそのうちに…ですが、諦めてアルバイトなどは考えます。移住にかかった費用を捻出です。

元々実家は借りた土地に建てているので賃料も払っているし、築ウン十年と古いです。なので親がいる間はと思っていたものの、その後もずっと実家にいるつもりはなかったのです

 

お金があればずっと賃貸でいいのでは?

ぶっちゃけ、お金があればずっと賃貸でいいのです。何かあったら動きやすいし、極端な話、ホテル住まいだって構いません。その場合は住民票とかどうすればいいの?ってのはあります(笑)

一泊4,000円のビジネスホテルなら結構ありますが、お嬢様育ちでなければそこそこ快適です。それだと家賃光熱費込みで一ヶ月で12万円ですか。ある程度の資金があればそういう暮らしも可能ですね。

 

トータルで買うのと借りるのとどちらが資金を使わずに済むのか

 (↑結局これ)

札幌だと3万あれば水道も凍結しないRC造の部屋が借りられそう。買うとしたら、働いていた頃に住んでいた住居のようにオーバースペックでなく、ローンも組まずに自己資金で買える200万~300万程度の激安ワンルームで、中には築25年くらいのものがあるので、それなら死ぬまでいけそうな気もします。

購入の場合は初期費用に加え、保有している間は「修繕積立費+管理費+固定資産税」がかかるので、これが低くないといつまで経っても借りていた方が安かったという感じになってしまいます。

 

例えば登記費用も含め300万で買ったワンルームで、上記の費用が上がらずに一万円/月とすると

10年住む費用は
300万 +(1万×12ヶ月)× 10年=420万円

20年住む費用は
300万 +(1万×12ヶ月)× 20年=540万円

となり

3万円の部屋をずっと借りると(2年毎に一ヶ月分の更新費用がかかるとする)

10年住む費用は
(3万 × 12ヶ月)× 10年 + (更新費用3万 × 5回)=375万円

20年住む費用は
(3万 × 12ヶ月)× 20年 + (更新費用3万 × 10回)=750万円

となります。

賃貸だと管理費など入れると家賃は安くても3万くらいが現実的な線だと思うのですけどね~。購入の初期費用が300万だと10年住んでも賃貸の方が安いくらいですが、250万なら10年でトントンですね。(ちなみに札幌は更新費用という考え方はあまり無いらしいのですが)

10年くらい住むだけなら賃貸の方が良さそうですし、死ぬまでいるぞ!というなら買ってしまった方が安く上がりそう。(災害であぼーんするかは賭ですね)

札幌の賃貸事情ですが、賃料が安い物件だと敷金礼金がゼロゼロという引っ越しやすい物件が多いです。その代わり契約期間以内(通常2年以内)の退去だと、(契約によりますが)違約金が発生する場合があるようで、土地土地によって事情が異なるのでそれをある程度把握してから考えるということになります。

 

どのくらいの築古物件までなら死ぬまでもつのか

一軒家なら自分次第ですが、私は一軒家の近所付き合いとか苦手で、その前に札幌は雪が降るので雪かき問題があり、単身ではマンション一択です。そのためいつまで住めるのか考えないといけません。

今ではボンビー精神が復活して来たし、激安ワンルームというのは感覚的には小屋暮らしでいいので、それだと超激安100万という部屋でも構わないのですけど、そういうのはだいぶ築古になってしまい、あまり築古だと死ぬまでもたないっちゅう問題があって難儀です。

買う分には、私は今までに何度か家を売買しているので、あまり抵抗がないのですけどね。実際に建物によるので築何年までなら死ぬまで住めるっていうこともないので難しいです。

 

無職賃貸問題

部屋を借りるには何かと保証人とか保証会社の審査とか色々と心乱されることwがあるでしょ。無職だとこれがなかなか大変なのです。賃料の前払いで交渉したり、貯蓄残高を証明したりで借りられる場合もありますが、最終的には大家さん次第になります。

引越の度にそういう心配をしていると、ある程度資金がある人なら、ばーんと買った方がすっきりして楽だ!と思ってしまいます。(もう引っ越せないけどね)

UR賃貸という方法があるので一応無職賃貸問題については解決していますが、安い部屋が空いていなければURは家賃としては割高になる感もあり、資金難だとちょっと厳しいです。UR賃貸は早い者勝ちなので、安い部屋に移りたければ毎日空きを確認しなければいけません。

たとえアルバイトでも働き始めれば賃貸を借りやすくなると思うので、その場合は無職は借りにくいとい理由はなくなるのかも。それを思うと何か肩書きを用意するってのがいいのですかね。儲かってなくても「個人事業主」ってのは不動産屋的にありなのだろうか?

 

ホームレスはかえって高くつきそう

ホテル暮らしじゃないけど定住しない(できない)って考えもあると思います。

ホームレスよりいいかなあと思って、ドヤ街のそういう宿を調べると、一泊1,000円クラスだと諸々すごそうだし、それでもある程度レベルが保たれた部屋だと一泊2,000円とかそこそこのお値段はするようです。

普通だとネットカフェやドミトリーに滞在とか、そういう方法が思いつくのですが、やっぱり家が無いと高くつくのですよね。ドミトリーだと1,500円/dayくらいでいけるのですかね。それでも30日だと45,000円かあ。

そういう場合は、札幌だと以前調べた「寝カフェぐーすか」の10日10,000円が良さそうだけど、こういうのが常時存在するって保証はありませんし、ずっといるってわけにも…。

 

住居については空き屋を公営にとか進んでいくようですが、条件をあれこれつけず、身寄りのない単身者が問題なく入居出来るようにして欲しいですね。木賃宿は案外高くつくのでね。

うーん、私の場合は借りられる間は借りておいて難しくなりそうだったら考えればいいのですかね。

高齢者も家を借りやすくなるのだろうか?
都市部は人口流入が止まらないようだけど、家が余るといっても結局住みたいようないい場所は人気だから借りにくいんでしょ?とか疑問が尽きません。
ちょっと不便でも、家が余る場所に引っ越せばいいっちゅうことか。

 

もし買ったとしても固定的に考えないで、動ける間は放置してしばらくどこかに行ってみるなんてことがあるかもしれませんね。

とか妄想は尽きないです。

現状で月々10万円の資金で生活をと目論んでいますが、あまり色々とやりたいことばかりやっていると、

「これからは月々5万円で生活する計算になります。」
「これからは月々3万円で生活する計算になります。」

とかブログで報告することになってしまいそうです。

今日も長すぎました。ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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コメント

  1. とま より:

    実は本日夜、賃貸保証会社の審査出してみました。
    職業欄は個人事業主で最初書いてたら不動産屋さんに業種を書いてくださいと言われたのでカッコ書きで〜業と書いておきました。
    前ちょっと調べたことあるんですけど個人事業主って屋号は勝手につけれるみたいですね。
    確定申告書とかでも。
    例えば、とま屋 とかw
    屋号つけるとたしかに其れなりに見えてくるからビックリです。
    世の中って案外そんなものかもしれませんね。

    1. じゅんぺー より:

      >とまさん
      収入証明をつけるなら意味ないかもですが、
      届け出るだけなら届け出ておいてもいいのかもしれませんね。
      全く無職よりは世間的な印象が違うでしょうからねえ。
       
      たまたま午前中から起業の本を読んでいたのですが、
      実際にブログ業?もやってますし、個人事業主の届けとか考えた方がいいかもです。

  2. 招き猫の右手 より:

    お久しぶりです。
    最近知り合いからリゾートバイトを教えてもらい、僕はがぜんやる気になっています。
    北海道や沖縄をはじめ全国の旅館やホテルでバイトするわけです。
    これのいいところは衣食住がついているところです。しかも夏に北海道、冬に沖縄という生活も可能です。賃貸は手放して必要なものは実家に置いたらいいわけです。
    つまり家賃など基本生活費がかからず、お金もそこそこ稼げます。
    さらにいいことにモノによっては健康保険なんかの社会保険もついてるらしいです。
    中年の男女も結構いるみたいで、社会経験があるのは返って歓迎されるみたいです、若いのは適当に遅刻したりフザけていたり1週間ですぐ辞めちゃったりするらしいので。

    僕の場合の問題点は奥さんを説得することですね、1人で行こうと思っていたんですが、それはダメと言われ、じゃあ2人で行こうと誘ってますがそれも今すぐは無理とか言われてます。
    独り者なら明日からでもやりますけどね。

    1. じゅんぺー より:

      >招き猫の右手さん
      どうもです~。コメントはしてないけど読んでますよ。Twitterも見てます。
      これは私も考えることはありますね。
      一年のうちかなり移動している人達もいるみたいですね。普通のバイトをするなら、年にワンシーズンだけこういうのをするのもいいかもとは思ってます。
      自分には共同生活がネックですかね~。でもそんなことをいっていては何もできないので他になければやります。旅館やホテルの仕事なら農作業のように虫がいないから私にもいいかも。

       
      それをやるとしても実家とは別に自分の基地をキープしたいというのはあるんですが。

  3. ちゃーりー より:

    https://www.homes.co.jp/mansion/b-1299870000024/
    ここなら買って住んでもいいと思う。北24条だし。

    1. じゅんぺー より:

      >ちゃーりーさん
      北24条はぶらぶらしたことがあるんです。ここ駅近でいいですよね。
      ウォシュレットが必要なら付けられるようですから(自分のネタで解決笑)、三点ユニットもマイナスではなくなりました。
      あとは築何年くらいまでなら大丈夫かなあというところです。

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