冒頭、外の世界から隔絶された孤児院(グレイス・フィールドハウス)で子供らが楽しく過ごすシーンは、カズオイシグロの「わたしを離さないで」を彷彿とさせました。
子どもたちの首にナンバーが打たれ、何か秘密があるんだろうなと観ていたら案の定って感じ。
「わたしを離さないで」は臓器を提供するためにクローンが育てられる話なんだけど、ハウスの子どもたちはあれよりもかなり深刻な状況といえます。
ハウスには小さな子どもから11歳まで総勢38人の子どもがいますが、主な人物は次の三人。
エマ:運動神経抜群(いい人)
ノーマン:頭脳明晰(リーダー的な)
レイ:頭脳明晰(クールというかニヒルというか)
そしてハウスの大人として、ママが子どもたちの面倒をみている。
中でも年長で優秀なエマとノーマンは、自分たちがなぜ育てられているかを偶然知ってしまい戦慄を覚えるが(提供は提供でも臓器どころではなかったのでした)、それでも平静を装いハウスから逃げだそうと戦略をたてる。
信用できる仲間のレイに相談し、なんとか全員を救い出そうということになる。
実は子どもたちに慕われているハウスのママが敵だということを知ることになるし、もう一人の大人(シスター)もハウスに派遣されてきてしまう。(むしろそれが突破口になる気もするが)
エマたちが逃げるためには、外界と隔たれたハウスの敷地から逃げ出すのももちろん、自分たちに埋め込まれているであろう発信器を何とかしないといけない。はたして大人たちを出し抜けるか…という感じですね。
また子どもたちは外の世界を一切知らず、自分たちの置かれた状況を分析すると、外に出られたところでどうなってしまうのか…という感じ。一体この話の外の世界はどうなっているんでしょうねえ。
プライムビデオでは今のところ5話までしか観られない。優秀な子どもたちの頭脳戦という風もあり、なんかここまでは超面白そうなんですけど。これは原作漫画の方を借りちゃいそう。
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