『子どものための哲学対話』 永井均


人間は遊ぶために生きている。ネクラとネアカ。善と悪。

 

くじらは哺乳類に分類されますが、それは肺呼吸や卵で産まずくじらの形で産んで母乳で育てるという内部的な事を重要視する世界だから哺乳類に分類されています。

でも生活環境を重要視すればくじらは魚と分類したっていいはずですね。

なぜ内部の仕組みの方が重要なのでしょうか。それは我々がそういう世界に生きているからという理由だけで特に意味はありません。

 

こんな感じで特に答えのない事を自分で考えるのが哲学です。このような話が幾つか書かれています。

 

ちょっと衝撃的だと思ったのが、

世の中が君に与える事ができる一番重い罰は死刑だね? 死刑以上の重罰はないだろ?

ということはつまり、世の中は、死ぬつもりなら何をしてもいいって暗に認めているって事なんだよ。認めざるをえないのさ。

って箇所でした。

 

まあ死ぬつもりで悪い事をするってのではなくて、最悪でも死ぬつもりになれば何でもできると考えてもいいですよね。

「大概のことは例え失敗しても死ぬわけじゃなし」と考えれば、相当な事がやれそうですけども。

 

この本自体は一時間もかからずに読める量です。内容について考え出すと多分時間が幾らあっても足りないのでしょう。

 

以前、王様のブランチで川上未映子が紹介していたので読んでみました。下の理由でこの記事の別ブログへの投稿が2014年10月なのでかなり前ですが。

(*ブログをまとめようと思い、別ブログから徐々に投稿を持ってきています。もし読んだ気がするぞと感じたなら気のせいではなかったw)

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