マンガ『ハルロック』1巻。電子工作に熱中する女子大生のお話


子どもの頃に機械ものの分解が好きだった人っていますね。

主人公の「晴(ハル)」も小さい頃は分解魔でした。買ったばかりの電気製品を分解し、親に工具のドライバーを隠されるような子供だった。

 

それをしばらく忘れていたハルですが、高校時代に何某かの部に所属することが必須で、パソコン部が定員オーバーだったために空きがある電気部に所属します。

部活では特に目立った活動はなく、時間を潰すために顧問教師と囲碁などを打つ日々でした。

しかし、実はこの顧問教師がミソでした。ハルの電気趣味が顔を出したのを機に、初心者向けの「三分タイマー」をつくり彼女を電子工作の世界に引き込む。

ハルはあっという間にその世界にハマってしまいます。

 

そして時は流れ、ハルは女子大生になってからもファッションや化粧にはまったく興味がなく、秋葉原のパーツ屋やジャンク屋に通う始末。

ハルは普段かわいい服を着ているけど、お母さんが買ってきて1週間分コーディネイトしてくれているそうだよw

 

また、女子が電子工作というと、何かと勘違いされたり面倒くさいらしい? ファッションなどと違って一般的に歓迎される趣味ではないのだね。

なので晴ちゃんは趣味が電子工作ということは、取りたてて宣伝はしなかった。

しかしパーツ屋で出会った電子工作に天才的な小学生(ハルは勝手に「うに先輩」と呼んでいる)にはそんな偏見がありません。二人は友達になり、ますます電子工作にいそしむ日々でありました。

 

人間、好きなことをやるのが一番いいです。人目はあまり気にする必要はないと悟りました。

熱中できることを見つけた人は、本当に人生が楽しくなるだろうし、羨ましいよね。主人公はそれが「電子工作」であり、パーツを見たり、何を作ろうか考えている時が楽しいのです。

 

現代ではあらゆるものが揃っていて、一般人の趣味から急に大発明が出てくるわけもない。

工作品も「買った方が安い」、「買えば早い」と言われてしまえばそれまでです。だけど、設計する作業や作る工程が至福なので。

 

自分は特に電気関係については詳しくありませんが、名前だけは知っているラズベリーパイなども登場していました。(他はArduinoとか、知りませんが)

ラズベリーパイ(下の画像)とは、プロセッサが載り、ファームウェアもプログラミングできる小さいコンピューターともいえる基盤で、一般人でも知っている名前を出したのだろうな。

 

この「ハルロック」。電気に明るくなくても単純にマンガとして面白かった。コンデンサや抵抗などというものが全く初耳なら何のことやらかもしれませんが、説明はしてくれていますので。

誰でも基板くらいは見たことがあるだろうし、その程度の知識でも十分に楽しめるマンガです。

 

あと、ハルを慕う幼馴染みの年下高校生(男子)がいます。彼はハルに分解されたいという性癖らしくw、それは今後のラブコメ要素として期待しておけ…ということかも。(知らんけど)

 

4巻で完結しています。作は「西餅」というお方。

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