「Simply Piano」とは、ひと言でいうと、iOSデバイス向けのピアノ練習用アプリです。自分は初期のiPadにインストールして使っています。(Android版もあるみたいですが日本語対応してないみたい)
アプリの雰囲気を感じられる導入部分だけなら無料で使え、月に700円程度払うと全機能が利用出来るようになります。(半年とか1年とかの単位になりますが)
「上はアプリ中で動画が流れ、字幕が付いた状態の絵。スクショじゃなくて写真で見にくいですw」
言語のローカライズは、音声は英語のまま日本語の字幕が表示されるという状態。現状、特に問題はないです。サイズ的にiPhone版だと文字が小さいかもしれません。
練習中は特に言語は関係なく、導入や切りが良い所でまとめの様な動画が流れるだけで、特に読まなくてもいいかもw 何度もリピートできますしね。
私は本物のピアノではなく電子キーボードを使用してます。キーボードのUSBかMIDIポートとiPadを接続し、「Simply Piano」アプリを立ち上げるとキーボードを認識します。単純にピアノや電子キーボードのスピーカーから音を出してiPadのマイクで拾うのもok。
ピアノの音は、ケーブル接続すれば特にレッスン中でなくてもアプリを通して聞こえて来ます。(次のフェイズに進む前にレッスンで出てきたフレーズを音声だけで復習とかも一応できる)
私の住み処は安アパートでアプリからも音は出せないので、iPadにヘッドフォンを接続してケーブルはキーボードの下から回しました(接続等についての記事はこちら)
Bluetoothのイヤホンを持っているのでそちらで試したら、打鍵より音が遅れて練習にはならなかった残念。イヤホンのケーブルがあるのは煩わしいですが仕方ないですね。それか遅延のないものをゲットするか。
しばらく練習をしてみると、これは非常に楽しいっす。PS4等でゲームをやっているのと感覚的には似ています。
今は始めたばかりで基礎1が終了しました。音符の長さなど基本的な事を学びながら、左右の指5本を横移動せずに弾けるようなパターンで音を出す練習。C(ド)の位置を基本にして手を置く。
「パート毎の練習画面。この時点では音を覚える。しばらく弾かないでいると弾くべき場所がクローズアップされ、鍵盤上の位置も色がついて示される。鍵盤上の紫は基本のド(ミドルC)の位置。譜面の小さい数字は指の番号。」
一定のパターンを幾つか習得すると練習用の曲に入り、まずはその曲に出てくるフレーズを分割して練習。その後でテンポに乗って数十秒の長さの練習曲を弾いてみるという流れ。今のところはそれが繰り返されます。
練習曲は例えば「ジングルベル」や「イマジン」などが出てきます。和製アプリじゃないので日本の曲がないのは残念ですが、名前は知らなくても聴いたことがあるようなのが選ばれていると思う。進度によって徐々に弾ける曲が増えていくようになってるようで、現段階でも練習できる曲は結構多いです。
「上は曲のレッスン画面。ポーズして巻き戻してます。初めは音符が黒く表示されていて、正しく弾けると青く、間違うと赤くなる。」
レッスンではメロディだけを弾く場合と、左手でベースや和音を弾く場合、進んでいくと両手を同時に弾くパターンも出て来ました。
流れる曲に合わせ、リズムに乗って簡単なメロディを弾いたりベース音を付けるとかだけなのに気持ちがいいです。最初はスゲー簡単で、ギター練習ソフトのロックスミスより楽に導入できる感じ。
曲になるとタイミング的な音ゲーの気持ちよさがあり、音楽好きな人にはゲームとしても良いかもしれないw
現在は始めたばかりの基礎1が終了した時点です。まだ左手と右手が交互のうちは辛うじてついて行けますが、同時だと一気に難しくなりますね。左はたまに和音が入る程度なのですが。
アプリの流れを見ると、次は「ソリスト」、「コード」のコースに分かれたレッスンがあるようです。
「ソリスト」は曲をメロディで弾けるようになるため、「コード」は伴奏を弾くというイメージですが、特にどっちかにするとコース変更できないというものではないので気分で切り替えてやればいいかな。
機能を箇条書き
(ちょっとやってみただけですが現時点で思いつく限り)
- 基本的に、「音楽的な要素を学ぶフェイズ」と「曲のレッスン(学んだ要素をすぐ使うような曲を練習)」がある
- 更に曲のレッスンには「パート毎の練習」と「曲を通して弾く練習」がある
- パート練習では「テンポ関係なく音を取る工程」と、それを「テンポに合わせて弾く工程」がある
- 曲の練習中はポーズ、リスタートができる
- 曲の練習中はテンポが変更できる。60%、80%、そして100%。
- 曲の練習中は画面上部に曲の長さがバーで表される
- 曲の練習中は譜面がスクロールして流れていってしまうが、ポーズして逆にスワイプすれば巻き戻せる。つまずく箇所を繰り返せるようになっている(今日気づきましたが)
- テンポに合わせて練習中、何度か間違うと練習モードに入りゆっくりになる(設定でoffにもできそう)
- パート練習の場合、しばらく弾かないでいると鍵盤上の位置を示してくれる
- 開始時のストレッチ的な意味合いなのか、五分間練習というのもできる
- 練習フェイズを進めていくと何某かのタイミングで楽譜がもらえる
「特定の要素を学ぶと、それに伴う練習曲が選べるようになる。練習後の達成度で星が付けられるみたい。もちろん初期なのでそんなに難しくはなく簡易版という感じ」
「特定のタイミングで楽譜ももらえます。上は最初にもらったやつ。印刷もできるようです」
一度練習したくらいではすぐ忘れてしまうし、覚えたい曲が出てきたら何度も戻って覚えるっちゅうことでしょうね。
しかしこのアプリは普段ない感じに指を動かすし、ボケ防止に良さそうな気がする。パソコンのキーボードはしょっちゅう叩いてるからそれもある程度はボケ対策ですがw ただギターもこれも、年齢のこともあるのか正直いって上達という意味での指の動きはいまいちw
アプリの不具合的なものも少し出てきて、ちょっとやってみると「ちょうちょう」を繰り返し練習しようとするとアプリがブラックアウトやチカチカして異様な動きになりました。
そうなるとしばらく何のボタンも効かなくなって再起動する必要がある。(他の曲は今のところ発生していないので謎)
あと、「Simply Piano」アプリは画面が反応するので音を認識しているようですが、ちょいちょいイヤホンから音が聞こえなくなる日がありました。
電子キーボードとiPadとの接続ケーブルを抜き差しすると再度アプリ側で認識して音が聞こえるようになります。これは何が原因か、その日はかなり頻繁に起こってめんどっちかったです。(他の日は発生しなかった)
簡単に弾ける最初だけかもしれないけど全体的には楽しい。今回は始めたばかりのアプリの印象ですが、またレッスンの内容が進んで書くことがあればレビューします。
追加:
・接続等についての記事はこちら
・ブログの「楽器」カテゴリーでアプリについてあれこれ書いてます
-<「製品レビュー・体験レポート」カテゴリーの他の記事もみてね >-
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