ドラマ「残酷な観客達」も観てしまう


すっかり欅ちゃんにハマって、一時的にhuluを再開し正規に「KEYABINGO」を1から4まで観た後、連続ドラマである「残酷な観客達」も観てしまいました。

以前「徳山大五郎を誰が殺したか?」も観ていたり、時間があるのでPerfumeの時くらいの勢いで観てますw

 

ドラマの方は近未来の高校、プライバシー保護の観点から生徒は名前すら明かさず、出席番号で呼び合うような時代設定。

ある日突然、教室に閉じ込められた生徒達は、教壇に置かれたタブレットから自分たちの様子がネット配信されているのに気づく。

タブレットの向こうで観ている人々に、各々が1万イイネをもらえないと教室から出られない。という設定で始まるものです。

各自1万イイネをもらうため、閉じ込められた生徒達は変顔をしたりモノマネをしたりする。そしてクリアした人から教室を出られるのだが…

一体、誰がこのような事態を仕組んだのかは謎。最後までわからない部分もあるし、そういうのを解決する話ではなさそう。

以降、多少はネタバレしてるかも。

 

 

内容は彼女たちが置かれているアイドルという立場を描いたものだと思います。もちろんタイトルの残酷な観客は私たち。

最近のドラマ「3年A組」みたいなネットの悪意とまでいかなくても、その無責任さを表現するものでもある気がします。主題歌が「エキセントリック」(根拠のない噂でざわざわ、そういうのうんざり。みたいな)というのもあるし。

 

ワンアイデアものというか、一つの設定で話を進める系。

ファンの人なら姿が観られて楽しいと思いますよ。皆キレイに映ってるし。バラエティ等で個々のキャラを知るからこそ面白いネタもあるし。

 

このドラマはイイネを獲得するために彼女たちが何らかの芸をやり、ネットが観ているというフィルターを通して、実はドラマの視聴者である自分がネット民とまったく変わらずに、それを楽しんで見ているという状態。

自分も画面に映るネットの向こう側にいる無責任な人たちと同じということに気づけよという製作側の皮肉なんでしょうね。

 

まさにファンというのは残酷なのだろうし、エンタメの世界に飛び込んだ彼女たちに、秋元氏がアイドル稼業とはこんなもんだよと教えているのかも。おまえら、客の要求に応えるために割り切ってやりたくないことができるのか?みたいな。

 

細かい所だと、ヒエラルキーとか自然とリーダーシップが備わっている子とか、そういうことも考えさせますね。人が集まったときの役割みたいな。

グループ内での協力、それとも競争? 抗争に茶番、エスカレート、責任、重圧、限界、突破、アイドルグループのドラマ的な要素をあれこれ詰め込んでる気がする。

台詞で直に、世に出てしまった事による本人達の悩みや葛藤を表している部分もあると思うし。

 

最初の設定で個人情報の観点から名前を知らさないとはいえ、さすがにクラスメイトは番号でなくあだ名くらいは付けそう。

それを番号で呼び合うとは、この商売は檻の中にいる囚人みたいなものだという比喩なのかも。いつまでもアイドルじゃないだろうから期間もあるしね。とか適当に言ってみるw

…のような、語り手は謎を特に明確にするわけでもないし、何かと自分で解釈してみたくなるという話でしたw

 

でも登場人物が助かったのかさえわからないし、屋上からのあれは単なる怖がらせ以上の意味があるの? 先生は?

最終回、まさかの○○○○で上手すぎてゾわっとくるけど、平手がなぜいきなりいなくなるのか。あの感じだと、ねるは一人だけ何度もループしている?

などなど、解決して欲しいことも多いよね。

でも実際は特に考えられた意味や説明は無いんだろうな。そこはネットの人達で勝手に盛り上がっとけみたいなことか?

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