あなたは無職・無一文で都会のど真ん中に立っている。着の身着のままで何も持っていない。
想像すると恐ろしくなるかもしれないが、それは、現代の日本では「お金や仕事がないと生きていけない」ということになっているからだ。
知り合いもおらず、何も持たず、ただ一人で都会に投げ出されたら…どうすれば?
この本は、考え方次第によっては、お金が無くなってもやり方はある、そう悲観することはないよということを伝えています。
路上生活を余儀なくされた時にどうするかという具体的なマニュアルのふりをして、社会のシステムに囚われず既存の考え方から抜け出そうという思想を広める本かもしれません。
海の幸、山の幸という言葉は聞きますが、無一文でも都会に実る“都市の幸”で暮らしていくことができると説いている。“都市の幸”というのはぶっちゃけゴミやお店の廃棄物、いわば都市で普通に生活する人が不要になったものです。
いわゆるホームレス生活の指南書なので、この本に書いてあることは相当に切羽詰まらないと出来ないですね。
ただ、ある意味考え方を振り切ってしまうことが可能なら、今の世の中はなんでも過剰すぎておこぼれで生きていける的な、金がなくても絶対死ぬことは心配しないでいい的な、それを覚えておけばいざという時に電車に飛び込むのはバカらしいと思える的な内容でもあります。(既存の意識が変えられない人によっては逆効果かもしれませんが)
路上生活者へのインタビューを元にしていて、拾いものでお金を得る人もいるし、公園に住んでいる哲学者のような男の例では、まったくそういう労働をしなくても、炊き出しのおにぎり一日二個程度で十分生きていかれるとか。あえて支援を受けない人が多いようですが、生活保護を受けた方がよっぽど楽そうなんですが。
具体的なダンボールハウスの作り方などが出てきますが、そういう生活はかなりバイタリティーが必要な気がするし、現実的に自分の場合は野宿系はちょっと回避したい。
キャンプ場でテントならたまにはいいですが、ずっとだと辛そうです(若い頃、最長2週間はやったことがありますが) ダンボールハウスの住み処を作る代わりとして、とりあえずお金が無くても、むしろお金が無くなったときの為に家だけは確保しておきたい気がしますね。毎回、公園のトイレに行くとかやってられませんし。
貧乏ながらも住む所だけは一般人と見分けがつかないようにし(笑)、その中で冬はダウンを着つつ室内テントを張って暖房費を抑えたり、コンビニでバイトして廃棄弁当をもらってくるとか、資金がギリになったらそういう生活になっていくのかな。(ダウンを着て室内テントは福岡で既にやってますがw)
コンビニといえば話題は「コンビニ人間」ですが、コンビニって日本中に大体あります。なので「コンビニでバイトができるなら日本中どこに行ってもお金は稼げる。」って誰かが言ってたような気がします。
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