『ワンダーラビットガール』（廣瀬ゆい）1巻

かなりあらすじを書いちゃってますのでご注意を。（1巻部分だけ）

七海兄弟の兄（蓮）は優秀で超エリート高校の青慶学園に通う完璧な優等生。なのに弟（澪）はコミュ障で地下アイドルにハマるオタク気質だ。

兄の蓮は一つ違いの澪にいつも優しく、弟の澪にとっては兄は唯一の味方だった。澪はそんな兄を尊敬し慕っている。

ある日、兄の七海蓮が「ワンダーラビットガール」という謎の言葉を残し、ひどい精神的ショックで心が壊れ、おかしくなってしまった。

どうやら兄は学校の女生徒関連で何かを調べていたようだ。知りたくても今の症状では言葉を発することすらできず、入院した兄からは情報を得ることはできない。

兄をおかしくしてしまったのは誰なのか？　一体何があったのかを知るため、弟の澪は謎のワンダーラビットガールを探そうと考える。兄のために復讐を誓い、兄になりきって彼の通う高校に潜入を試みようとする。

簡単に言うと、精神崩壊した兄を救うべく、調査のため兄の通う学園に潜入し女生徒を攻略していくとっかかりなのです。

手がかりを探す中、申し訳ないと思いつつも澪は兄の部屋を探す。すると、そこにメモを発見する。

しかし、なぜか手がかりとなるそのメモには、意味不明に「説教」と記されていた。更なるヒントを求め、仕方なく兄のPCを覗き見ると、そこには学園の女子の名前と性癖のリストがあった。

澪は、そのリストを兄が調べていた何かの容疑者リストと疑ってみる。黒幕はリストの中にいるのか？

一方、兄のふりをして潜入した青慶学園で、澪は女子からの熱い視線を感じる。どうやらエリート校の中でもトップクラスの兄はかなりモテモテのようだ。

オタク気質の澪は慣れないがおそるおそる、リストにあった女子生徒に話しかけてみた。

2年E組　市井彩花　説教愛好（ハミロフィリア）
3年A組　白石撫子　医療性愛（メディカル・フェティシズム）
2年A組　成澤こはる　窃盗性愛（クレプトフィリア）
（1巻に登場する女子生徒リスト。性癖が色々ありすぎてw）

するとよく分からないが、何一つ触れていないのに、澪（エリートの蓮だと思われているが実は弟）と会話した彼女たちは勝手にあれこれ妄想して興奮し、自ら陥落していった。

容疑者リストにあるように、彼女たちはそれぞれユニークな性癖を持っているようだ。エリート高校に通う女子の妄想力は半端ない。妄想だけでトリップしてしまうらしいw

そんな感じでこの1巻は、様々な性癖を持つ女子生徒を攻略しつつ（実際は何もせず彼女たちが勝手に妄想しているのですが）、兄の災難について手がかりを探していくことになってます。しょうもないですw

そんな中、生徒会が澪（兄の蓮だと思っているが）の動きを察知した。どうやら生徒会も何やら絡んでいるようだが…。

生徒会の目的は？　それも兎女（ラビットガール）に関係したことなのか？

妄想がエロいといえばかなりエロいです。ですが学園謎解きサスペンスというストーリーも楽し。

あと、このマンガは女子生徒が皆、異常にかわいい。ものすごく絵がかわいいです（大事なので2回言いましたw）

7巻で完結してます。（実は大分前に7巻までまとめ買いして既に読んでたりして）

ワンダーラビットガール 1 (ジャンプコミックス)

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廣瀬 ゆい 集英社 2015-08-04

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