今回はソフトウェアのレビュー的な話です。「Simply Piano」の利用期間がもうすぐ終わるので、他のアプリを試すことにしました。
とりあえず河合の「ピアノマスターdp」というのにして、これはWindowsソフトでサブスクリプションと異なり一度買えばずっと使えるもの。基礎練習が入っていたのでとりあえずやってみようと。ダウンロード版で5,000円ちょいです。またお金を使ってしまった。
(他候補としては以前より書いていた「ピアノマーベル」。こちらもそのうちやるかも。Web上で動作。月12ドル、年99ドル(税込)iTunes決済だと割高なのでWebで決済したほうが良さげ)
とりあえずバイエルからやってますが、初めの方は簡単でどんどん進めてます。
画面は上部が楽譜横スクロールのSimply Pianoと同じで、下部に鍵盤表示。これも同じですね。こちらは手のアニメがあり指の動かし方が分かるようになってます。楽譜が嫌ならピアノロールと切り替えられますが、当然ながら画面をピアノ鍵盤の幅と同じにできるわけではないので逆にムズい。
(ピアノロール:↓ 音の長さを示す棒が鍵盤上に落ちてくるゲームのようなイメージ。DTMソフト等だと通常横向きですがそれを縦にしてある。似たアプリに「Synthesia」というのもある)
基本的に楽譜を見てどの音を弾くのか覚えたいので、楽譜ビューでやってるのですが。
画面デザインは落ち着いていて見やすいですが、慣れないので画面下部を見ても指の動かし方がパッと分からないかな。レッスンの最初は打鍵するまでスクロールが止まるので、どの指かゆっくり見ることは可能。それに音符上に指番号を表示出来るので、そっちを見れば問題ないです。
Simply Pianoの様な解説動画はなく、ポジション的な概念も今のところわかりません。
このアプリのいい所は、対応した形式の楽譜を取り込めるところ。試しに著作権が大丈夫なクラシックのフリーのmidiファイルを取り込んでみたらいけました。しっかりは試してないけど、元から用意されている曲と同様に練習できるはず。
なので将来、弾きたい曲を練習する用途にいいと思います。基礎練習しながら弾きたいのを平行して練習するというのが良いのだろうね。
(取り込む方法としては、midi形式の読み込み、pdfになった楽譜やスマホ等で撮った楽譜の画像を「スコアメーカー」という別ソフトでデータとして認識させられる。この「スコアメーカー」がサブスク(無料期間15日)です。でも1ヶ月単位からあるし、取り込んでデータにすればokなので…ということでしょ。無料の楽譜作成ソフトもあるみたいですし)
以下の手順で楽譜を「ピアノマスターdp」に取り込める。
「楽譜の画像/pdfデータ → スコアメーカーZERO Standard以上 → ピアノマスターdp」
(スコアメーカーZEROについて。midiは既にデータなのでいいのですが、試しに実際に前に買った初心者向け楽譜集(紙)を1ページだけ写真として取り込んでみたら、すんなりいけました。著作権の切れてないものはあれですが。でも多分何らかの対策はしてありそう。
しかし写真が鮮明でないと、音階や記号認識を間違うこともある。1音ずれたりスラーが無くなってるのがありました。なので楽譜を書ける(少なくとも修正できる)ような知識がないと正確に取り込むのは難しいかも。可能ならスキャナーでスキャンした方が良さそう。
また、スコアメーカーで自作した曲や取り込んだ曲を、ピアノマスターdpで聞くことが出来ます(ソフト経由で電子ピアノからピアノマスターdpの持っている音源が聞こえてくる)。スコアメーカーはDTMの作曲ソフトで楽譜認識機能もあるということ。)
まあ、取り込んでも弾けるレベルではないので。こうやって色々と調べたりしてると楽しくなっちゃって、練習するより時間をとってるし。私はプログラマでPC関係に興味があるからソフトの動作とか面白いのです。でも機能や手順ばっか調べても実際に練習しなきゃしょうがないのよw
ピアノマスターdpに話を戻します。
他には、テンポが10%~250%の間で変えられるのも良い点です。
問題点としては、自分の弾いてる音が小さくて聞きにくいこと。打鍵が合ってるかわからん。個人毎のプロパティでの音の調整があるのだけど思ったようにできませんでした。
外部ミキサーでPCと電子ピアノの音をミックスして調整すれば良いかと考えたけど、USBでPCと電子ピアノを接続していて、電子ピアノのラインアウトからの出力がもうソフトの音と混ざっているので、自分のピアノ単独の音をどうすれば取得出来るのかわからん。
などなどちょっと使ってみて思ったことを書いてみました。なんか調べると弾ける気になってしまいますが、実際にある程度弾けるようになるには相当練習しないといけない。先は長いですが、のんびりいきます。
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