人+ゾウの姿をした神「ガネーシャ」が、関西弁を操っておもろい例え話をしながら課題を出してくる形で進む本です。
人の役に立つ、楽しませる、喜ばれる。
いわゆる成功(名声やお金を得る)ということでは、人の望みや欲求(何が足りていないか)を考えて、それを満たすことで感謝され、お金や良いこと諸々が付いてくるというのが全編を通しての大きな流れになっています。
そして人はやりたいことや楽しいことでなければ続けられないため、「人の為に考えたり何かをすること」、それ自体が楽しくなる境地に達すればいい。
そのために細かい課題をこなして主人公の行動を変えていく。
また、成功だけが人生ではないし、別に努力はしなくていい。生き方は自分で選ぶもので幸せだと感じればそれでいい。
というようにガネーシャは色々な生き方を肯定していました。この本はそこがじんわりくる部分なのかもしれません。
ブログの世界でも「やりたいことなら続けられる。好きなことをやりなさい。」というのはよく聞きますね。
やりたいことがなかなか見つからず何かのきっかけが欲しい場合どうすればいいか。
人が行動する理由は、
・憧れ
・認められたい
・やらずに後悔していること
とあり、今までやらずにいて後悔していること、これを先ずやってみるべき。
とりあえず体験して自分に向いてないと思えば次を試せばいいです。ということを語るのにラーメンで例えたりするの具体的で分かりやすい。
とんこつが好きというのは他の味噌味や醤油味を食べたことがあるから比較できるのであり、一つの会社にずっといるのは味噌ラーメンしか食べたことがないようなもの。
ブログ界では「アクセスを得ようとするなら人の為になることを書け」という言葉が溢れています。
人付き合いが不得手な人にはリアル社会で人のサポートをしたりは難しいのだけど、一人で何かを発信し間接的に役に立つということなら可能ではありますね。
多くの人は自己啓発の本は読んでも実際には何も行動は起こしません。そのため課題の一つとして「決めたことを継続できる環境を作る」というのが実は最も重要。
人生ゲーム化じゃないですが、何かのミッションを感じながらだと普通の人生でも楽しめそうですし、常に楽しんでこの本のような課題に取り組む意識でいると、いわゆる成功には至らなくとも充実感を得ながら人生を過ごしていけるということなのでしょうね。
著者は色々と本を書いているけど、誰にでも分かりやすいとか上手な例えが出来るとか、とにかく話が上手いので話術をブログに取り入れたい。
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