この前12話までみて面白そうと書いたんだけど(ストーリーについては前回のを読んでくだされ)、少年ジャンプらしく主に戦いをハラハラしながら楽しむという内容になってきました。
私はジャンプにはあまりハマらないでサンデーやスピリッツが主だったのですが。でも戦いが2系統あって、それぞれ面白いのよ。
ドラゴンボールだと、天下一武道会の様に仲間内で戦うものと、フリーザの様なマジの侵略者との戦いがありますよね。
ワールドトリガーもボーダー組織内のランク戦が一つ、それと異次元から侵略してくるネイバーとの戦いという2系統がある。
それで飽きるのを防いでいると思うのですが、むしろ敵との戦いより内部のランク戦の方が私は面白いくらい。ランク戦は仮想空間で行うので、弱い方のチームが場所や天候を選べてバリエーションが豊富。
「空閑(くが)ゆうま」という少年がいて、侵略者と戦う時は自前のブラックトリガーという武器を使えるのでめっぽう強い。この時は敵の武器はなんでもありだし、空閑のブラックトリガーというのもなんでもありの派手な戦いになる。
だけれど、ボーダー内でのランク戦になると、組織加入時のルールによって空閑はボーダー内部で開発した武器を使う。なので他の主力ボーダー隊員といい勝負になるということでバランスを取っている。
ボーダー隊員もアタッカー、シューター、スナイパーと適性に合わせて敵との距離を近中遠と選べるし、それぞれの特性を生かした武器がある。ランク戦は四人までのチーム編成で戦術を楽しむ面もあり、単純にパワーだけで押しきるわけでないというのがいいのかも。
あと、異世界人に捉えられた人(特に雨取の兄)を奪還しに行くという縦軸の大目標もある。主人公たちは、そのためにランク戦で登っていく必要があるわけだし。
ストーリーも毎回というほど何か新しいものが出てきて続きが気になり、シリアスだけでもないので気軽に観られるし、ついもう一話と連続して観ちゃうやつでした。
実は空閑じゃない方の主人公三雲(メガネくん)は戦いの実力的には全く弱く、それで悩んでいるのよね。戦略的な巧さだけではやっていけなくなる程相手との実力差があると…みたいな面白さもあるし。
ただ、合宿で普段戦っているのとは別の人型ネイバー(ゼノとリリス)が出て来る篇はちょっと興味が失速してしまいました。形態が変わるのもちょっとな。
こういう戦いの話は、どうしてももっともっと強くという戦いのインフレになって行くわけですしね。そうならないための実力がない主人公三雲だったのでは?という気はします。
多分ですが、彼らの他と違ったネイバーの技術が、彼らを友好的に帰したことで、将来の何か助けになるにではないかなという布石のような気はしますが。
あと、なぜ異世界からのゲートが開く三門市というところに大勢の人が住んでいるのか? 一般人は初めから避難して別の場所に住めば随分戦いもやりやすいんじゃないのか?
という疑問などはありますが、設定にあれこれ言いだしたらそもそも空想小説とか成り立たないですし。全体的には非常に面白くてアマプラで見られる73話全部観てしまいました。
ででもまた話が広がってすごい途中で終わってはいます…原作を読めってことか。
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