福岡にいる時に買った本だけど、科学雑学クイズのネタ本のようで、私のように高校の理科系授業は受けたけど全くうろ覚え程度の人が興味を持つきっかけにはなるかな。
途中で科学者の業績が20人程まとめられている章があり、パスカルとかジュールとか、そういう人達の伝記を読んだことがなかったのでそこが興味深かった。
この本は全体的に深い内容ではありませんが、遺伝という項目も調べていくと面白そうです。
例えば遺伝について書かれている項に、導入として「ハゲ」は劣性遺伝だとあります。対して多毛は「優性」です。(ぐぐったら解明されているわけではないが、若くして薄くなる場合はX染色体にある男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体遺伝子に変異が目立つという研究があるらしいです。X染色体にある劣性なのでXXを持つ女性は薄毛になりにくいとか。でも実際に薄くなるかは環境にもよりますよね)
遺伝には「優性」と「劣性」があります。2つの遺伝子が出会ったときに強く現れる方がもう一方に対して優性ということです。これは誤解しやすいので言葉を変えた方がいいと思うのですが、どちらかが優れているという意味ではないです。劣性は遺伝として出にくい方ということですね。
遺伝子は両親から受け継ぐので必ず対になっています。つまり、ある一つの性質に対して遺伝子が2つあるということ。そのどちらかが実際の性質となって現れるのです。ある性質に対して劣性と優性の遺伝子を受け継いだ場合には、優性遺伝子が実際の性質となって現れます。
遺伝には男女(XYとXX)で発現に差が出るものがあるし、親だけでなく、その上の世代からも受け継いでいるので複雑になりますが、血液型だとわかりやすく、A型とB型はO型に対して優性です。(AとBの間には優劣関係がない)
A型でも親から受け継いだ遺伝子の違いでAA型とAO型の人がいて、B型もBBとBOがいるので、両親がAOとBOのA型とB型ならO型が生まれる可能性があるわけです。両親が二人ともA型でもAO同士ならばO型も生まれますし、二人ともB型でも同様です。(O型は両親から共にOを受け継いだOO型で、AやBが入ると優性なA型、B型が現れる)
自分がAB型なら、Oの遺伝子は持っていないので相手は何であれ通常はO型の子はできないということになります。(ごく稀にシスAB型とかであるそうですが、この本ではそこまで書いてないです。なので絶対ということではないです)
歴史は読んでも科学は興味ない人が多いんですよね。歴史は私も今年に入ってちょっとずつ読んでます。スポーツやゲームは最初の下手なうちはつまらなくてもある程度上手くなると俄然面白くなってきますよね。私の場合、歴史はその最初のハードルをなかなか越えられずにいますorz
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