久々に数時間読書をしましたよ。昔懐かしいマンガで「Bバージン」というのがありましたが(持っていた)、その作者の山田玲司氏が書いたもの。
学校などで「なんか違うな」と思ったことがある人に刺さる本です。
何も考えずに皆がそうだという意見に従うということは、真面目に生きているように見えて、実は自分で考えたり、行動することを怠けているということ。俺は頑張っているという反論はあるだろうが、肝心な部分で怠け者だ。
思考停止で周囲に合わせずに自分の感覚を大切にすること。周到に仕込まれた定置網(CMやブランド等)にはかからない方が楽しいんじゃないの的な内容です。
早期リタイア者としては、中盤で出てきた、会社員に「失踪チケット」を三枚渡しておくというアイデアは本当に実現して欲しいわ~。失踪したくなる度に会社を辞めなくてよい。
しかも失踪した本人は一度小さな属を外れて世界の見方が変わったり、何らかのブレイクスルーがあったりなので、戻ったら会社に貢献するようになるかもという。
日本人は群れから一度はみ出した者を二度と受け入れないことが多いが、それは井戸の外の大海を知る人材なので、ちょっと考え直した方が良くないか的な話もあり。
引きこもりも、群れの価値観より自分の価値観を信じる人間なので、尊重して有用な修行期間にするよう協力してあげたらよいのでは。
修行というのが大事で、逆に引きこもる方も、テレビ(これは常に不要)、ネット、携帯を断ち、本を読む等(映画でも音楽でもいいが過去の名作レベルを)でインプットし自分と向き合えとある。
こういうのを読むと変わってる俺エライと勘違いする人がいるが、そういうことは主張せず、他人を尊重し協調してやっていこう。ということも書いています。
最近はこの手も見かける気がしますが、この本は2007年の発売なので結構前からこういうことを言ってくれていたのですね。Youtubeで氏の切り抜きを見てあれこれ分析が面白かったので読んでみました。
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