小さい頃から読んでいるとある冒険譚に感銘を受け、自分も魔女になったら旅に出るぞということで、晴れて魔女の資格を得て各地を旅する若い魔女イレイナの記録です。
登場人物は徐々に絡んできたりしますが、基本的に一話完結で、寓話みたいな話があったり、一部ダークな話もあるし、全くのほのぼの系でもなさそうですね。
例えば、結界が張られ嘘が言えない国の話とか、家の使用人(実は父親が買ってきた奴隷)の少女に恋する少年が、(善意なのだけれど)世の中の幸せを集め見せてあげるみたいな話(自由が無い奴隷の立場としてはそんなものを見せられると…)
わりと考えさせられる系の話が多いような気もします。
イレイナは出発時に母から言われた、自分が特別だと思わないこと(普通の人間と同じ、思いあがってはいけない的な)を肝に銘じていて、チート的な能力を持ってはいるけれど、旅先で変に介入しないみたいな、そういうものがあるのかな。
もちろん自分に被害が及んだり、協会の仕事だったりすれば、悪い奴を懲らしめることはあります。ただ旅に魔物を退治とかの目的があるわけではありません。あくまで傍観者として、興味から世界を回っている感じ。
最後の方で「旅々」になっているの理由がわかりますし、元になってる冒険譚も誰のものか途中で想像はつく感じですかね。
最終話で余韻を残して終わりましたが、これで原作だと新たな出会いで共に旅にということなのでしょうか。(わからないけど)
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