いやー、全部見ちゃった。シーズン14辺りで止めていたのですが、Amazonプライムでふと目に入ったことで最後まで観ました。
最終話はDr.グリーンへのオマージュというのか、敬意や感謝が溢れていました。そして誕生から死まであるERらしい回だったと思います。
とにかくERというのは怪我人や病人がどんどん運ばれてくるので大変なのよ。パンデミックでの医療崩壊をイメージしやすいドラマですよね。ファーストシーズンの第一話だけでも、仮眠をとろうとしては起こされ、また仮眠しようとすると看護師に呼ばれ…という話なので。
医者だって人間だし、万能ではないので限界はある。ドラマとしては辛いこと8割、それでも頑張って楽しむぞ2割という感じです。
以前見ていて途中で止めた人はいると思うので、もしそうならファイナルシーズンだけでも如何でしょう、という感じ。
ゲイツのICUでの天才児とのエピソードは記憶にあるから、前に14の途中まで観ていたと思うわ。それも大分前ですが。今回はシーズン13の終盤から観ました。
ERは人生の切なさや儚さ、生への真摯な思いなど、そういうことを考えさせてくれる面白味があるドラマですが、もう以前止めた時は仲間や家族が怪我をしたりと、とにかく衝撃を与えればいいだろ的になってしまったと感じて観るのをやめていたのです。
自分自身が疲れていたからか、観るのが辛くなってしまっていたよ。
思うに、シーズン14はいらいらしている人が多くていけなかったわ。アビーは誰にでもつっかかるし、付き添いの家族は医者や他の患者を逆恨みして暴力を振るうし。内容も残酷にすればいいってもんじゃない。
あと多分、ネタが無くなってくると爆発とか大事件を起こしてERを忙しくするw でもシーズン14からなのかこっちの三半規管が弱くなったのかわからないけど、カメラワークがくるくる回しすぎて見てられない時がある。酔うのよ。
とにかく14は酷かった。ファイナルの15の方が全体的にストーリーも良かった。という感想。
私の場合、ドラマや映画で何にウンザリかというと、例えば雪が降っているというフリがあって、わざわざそういう日に急用も無いのに出かけて事故って輸血の血液が渋滞で届かないとか、そういうの。今どき、ちょっとどうかと思う。
ゾンビドラマとかジュラシックパークとかで、わざわざ危ないと言われる方に出向いて自ら災難に遭うというパターンのやつ。流石にそれは共感できませんて。まあそうしないとストーリーが進まないのかもしれませんが。
そうは言っても全体的には今見てもいいドラマでした。医療ドラマではあるんですが、ERで働くスタッフたちだけでなく、やって来る患者らの半生も垣間見えるような、基本的には人生ドラマといってもいいと思う。
まじめに節度ある生活をしていても病気になる時はなるし、家族も自分もいつまでも生きているわけではない。そりゃあ節制している方が成人病のようなものにはなりにくいでしょうけど、不慮の事故や自分ではどうしようもない病気になる時はなる。
そういった意味で、なんというかある種の刹那的な人生観、死生観を持つきっかけになり、早めのリタイアに影響したドラマかもしれません。(でも、だからこそ長期計画を持って全力で生きようとなる立派な人もいると思うし)
まあ私、高校生の時に、死ぬときは死ぬよねみたいなことを友人に言ったら、そういう考え方は好きじゃないみたいなことを返された記憶があるので、昔からそういった考え方だったような気もしますが。
ERといえば始めの頃の、Dr.グリーン、Dr.カーター、役名忘れたけどジュリアナ・マルグリース(グッドワイフにも出てる)やDr.ベントンとか、そういった人たちが思い出深いですけどね。シーズン5くらいまではジョージ・クルーニーも出てましたし。あとは受付のおっさんとかウィーバーとかアビーとかかな。
ファイナルシーズンには、初期、中期に出演していた懐かしい人たちも登場しますよ。
昔、近所のレンタル屋に途中までしかなかったし、DVDの廉価版があったので最後まで全部そろえたのよ。でも結局見ないまま売ってしまって後悔していたのよ。今回、最終話まで見終えたことで、長年の懸案事項がなくなったような、ライフワークみたいなものが1つ終わったような、清々しいような寂しいような気持ちになってます。もうだって20年越しくらいで関わったドラマですし。
蛇足です。
ERあるあるを言うと、気管挿管、胸腔穿刺、心室細動で電気ショック(除細動)、開胸して心マッサージしがち。スペイン語しか話せない人が来て看護師が通訳しがち。仲良くなった警官が撃たれがち。
自分も最後はこうなるんかと思う。
私は血とかダメで、そういうシーンも多々あるんですが、まあそういう私でも最後までいけたので、苦手な人でも見られるんじゃないかな(かなり目を逸らすこともありましたが)
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