45歳で有名広告代理店を早期退職したキョウコが、家賃三万円の古いアパートで暮らすれんげ荘シリーズの四作目。
『れんげ荘』、『働かないの』、『ネコと昼寝』と来て、今回は『散歩するネコ』。ネコ推しですねw
思い出すため、前に書いた自分のブログを読んでからと思いましたが、ネタバレしないように内容が書かれてないのでどういうあらすじだったかわからんw
それではブログの意味がないので少しは内容を書いてしまおう。
キョウコの母は古い考え方をするタイプで、早期退職をしてふらふらしているキョウコを良く思ってない。そんな母が倒れICUに。認知症で兄夫婦くらいしか認識できなくなった。そして母はリハビリ生活に。
れんげ荘では、元々倉庫だった部屋に住んでいたコナツ(放浪癖がありほとんど部屋にいなかったが)は実家に戻った。そんな折、ネコの「ぶっちゃん」がまたキョウコの部屋にやってくる。
あとは役所からタナカイチロウがやって来て、シニアができることを登録して仕事を頼みたい人が頼むというなんたらセンターをお勧めする。キョウコはまた自分が世の中の役に立っていないことを考え始める。
社会的に働こうとは思わないけど、母のことも兄夫婦に任せきりだし、せめて周囲の人の役には立ちたいと。
(しかもタナカイチロウは後任に引き継ぎもしていったw)
また母のこともあり、隣のクマガイさんと将来のことについて話したりする。やはり心配なこともあるけれど思い悩んでいても仕方がない。享楽的という意味ではないが、なるべく自分が楽しく過ごすしかないというようなことを話し合う。
実家に戻ったコナツは見合いの世話をされたり、田舎なので近所の人に監視されてるような息苦しさを感じたりで、また実家を出てしまう。
キョウコは、もちろん自由なのはいいのだが、他人をあてにしてばかりいるコナツに、自分で生活を成り立たせた上での好き嫌いだという説教をしてしまう。
年齢ははっきりと書いていませんが、五十歳を過ぎているという台詞があります。厚生年金を前倒しすればあと数年でとあるので、私より少し上かな。
そして年齢的にも将来のことが不安に。体も自己管理ができている間はいいけれど、将来もできるかどうかはわからない。
仕事の事をどうこう考えるよりも、加齢により自分の体力的な事など、そういう心配をする年齢になって来ているのだと、物語は進んでいるなという感じ。
ただ、やってくれますわ。また最後に事件が起きて終わりです。コナツさんのことですが。コナツ氏の巻だったな。
彼女は実家に戻ったものの、田舎のあれこれが嫌で再度出てきてしまいました。ただバイトも続いているようでキョウコは安心していたのですが…。ま、他人事ながら心配の種ができてしまったようなw
今回ものんびり、ゆったりで良かったんじゃないでしょうか。私も年齢が50代に入って隠居生活なのですが、エキサイティングな出来事はないけれど、ま、平和にこんなものよね。これが一番よねって感じ。
キョウコの心の拠り所となっている散歩するネコは「ぶっちゃん」。本名は「アンディ」。ちなみに、主人公はキョウコといいますが、ササガワキョウコであり、ラーメン大好き齊藤京子ではありませんw
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