スキージャンプマンガ『ノノノノ』(岡本倫)3巻まで


スキージャンプ競技の話です。(3巻までは微妙にネタバレしてます)

女子スキージャンプというのはついこの間までオリンピック種目ではありませんでした。(ワールドカップ等はあったがオリンピックは2014年ソチ冬季五輪から by Wiki)

そんな時代に、男のふりをしてジャンプ競技を競う女子の話です。

 

主人公は「野々宮悠太」という名前ですが実は女子(野々宮ノノ)。

長野県の高校のスキー部に所属します。彼女は中学校まで北海道にいて、そこでは大した成績を残していませんが実は才能あるジャンパー。

無念にも父が取れなかった金メダルを目指しますが、女性なのでオリンピックには出られない。そこで男装して男として学校に通いながらジャンプをすることになる。

 

なぜ男性名かというと、ノノには兄がいて、その名前を使用している訳だけど、その辺りの謎はわりと肝なので書かない方がいいかな。とにかく兄の戸籍を使用して男性として生活しています。

 

長野に来て高校に入り、初めは廃屋を借りて生活していたものの、ゆくゆくは寮生活をすることになります。ですが当然男子寮。

実は女子ですし、寮のお風呂に困ったり、二人部屋の相方がゲイだったりと、そういう要素も楽しめる。ですが競技の方もライバル関係あり、無茶な先輩ありとおざなりにはしていない。

 

高校がウィンタースポーツの名門校という設定で、フィギュアスケート世界選手権金メダリストの「興梠みかげ」という生徒がクラスメイト。

興梠に惚れられてしまうというか奴隷として扱われるというか、しかし野々宮ノノは女子なので、いくら興梠が可愛くても興味ないし…という歪んだラブコメ要素もあり。

 

野々宮悠太(実はノノ)は才能があるのに何故か今まで無名でした。

彼(彼女)のことを何かおかしいと感じたスポーツ雑誌の編集者が、ノノの出身校まで出向きノノの家の秘密を知ってしまいます。ただ編集者の「与田」はノノのあまりの逸材ぶりに手助けしたいと申し出る。

 

ノノは女子の格好をしているのを見られてクラスメイトの興梠にもバレそうになりますが、女装癖がある男子と認定され、こちらはバレるまでには到りませんでした(笑) そういうハラハラ感もあるな。

要素をまとめるとウィンタースポーツ、スポ根、ラブコメ、男装萌え。作者が岡本倫さんとはいえ今のところ(3巻まで)エロいわけではないです。

ジャンプ競技をやっている時とやってないときの差が激しいかもしんない。

 

hontoで3巻まで無料で読めるようになっていて、13巻で完結となってます。続きは非常に気になります。

「ノノノノ」という妙なタイトルは主人公が野々宮ノノだからかな。

 

私はかつてちょびっとジャンプ台に関係した仕事をしたことがあり、白馬と宮の森、大倉山、猪苗代に行きました。

飛んでいるのを見ているとジャンプするというより落ちていく感じ。CRTモニターを抱えて雪降る中リフトに乗ったこともあったなあ。

そんな懐かしい思いを持ちながら、このマンガを読みました。

 

岡本倫さんは「極黒のブリュンヒルデ」も前に投稿をしました。「パラレルパラダイス」も1巻を読みましたが、そっちはエロいす。

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