著者は各地を転々としたらしいのですが、その中で一番長かった山梨県北杜市で暮らした体験を元に、中年独身女性が移住する際のコツやアドバイスを詰め込んだものがこの本です。
田舎の暮らしが想像つかない人には、かなり具体的で良いと思います。マンガ形式で著者は鈴木みきさんです。
内容は田舎暮らしの経験から、移住を考える際に想定されることや注意したいこと等で、心構え的なものもあります。
著者が住んだ場所はある程度ガチの田舎のようで、ただそれでも大手コンビニがある程度の距離にあるのはマストとおっしゃってます。
自分も思うに、最初のステップで先ず考えて欲しいのは田舎のレベルです。本当に何もない場所なのか、少し街に距離はあるけど地方都市の郊外レベルなのか。単身だといざという時に自分でやらないといけないので、最初はある程度便利な場所の方がいいと思うけど。
中年関連では、若い人や定年後みたいな自治体のサポートが無いというのもありますよね~(ただ優遇してもらえるということは、その裏には義務も発生するので)
私みたいな早期リタイア系じゃない人については仕事探しが大きな問題かと思いますが、それについても幾つかのパターンが書かれているので、まったく移住について知らんがなという人には何らかの助けになるのではないでしょうか。
最近では都市部に職を残してリモートワークというのも可能になってきたようですしね。
その他の内容は、住む家についてや田舎特有の事情など。
著者は東京生まれと書いてあります。私は地方都市生まれだから昔から普通に都会に出るという意識はあったけど、考えてみれば都会生まれの人は別にそのままで問題ない暮らしなのだから、転勤等以外で移住する合理的な理由というのは特にないのですよね。移住したいからという理由になるよね。
本書の最初の方にあるのですが、
「移住は永住でもないし、田舎はのんびり暮らさなきゃいけないわけでもないし、そもそも引っ越しと何が違うの?」
ということで、私も以前ブログにそんな様なことを書いた気がしますが、もっと気楽に住む場所を移ってもいいんじゃないの?ということです。
「いいじゃないですか。ひとりだって。中年だって。」
ということですし、別におっさんだっていいですよね。世の中、(弱い)おっさんには厳しい状況があるからねw
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