私たちはテレビ等のCMで「あれを買えこれを買え」とずっと言われ続けて来ました。あるとき、それは何か違うんじゃないの?と感じて、そういうのをやめた人たち。
こういう「消費者としてはあまり寄与しない人」を叩く人がいますね。稼ぐことも必要なだけしかしないので、こういう人が増えたら税収も減っちゃうよと嘆く。
低消費志向の人というのは例えば、
長時間雇われて働くのはストレスになる。ストレスを解消するためにまた何かを消費する生活はおかしい。働く時間を適切にコントロールすれば、変な大量消費はしなくてすむ。
それに、モノを増やさない。モノが少なければ住む場所も小さくていい。小さければ自分でメンテナンスしやすい。それならなるべくサービスを買わずに自分でやってみる。みたいな考え方。
もっといえば自分でコントロールしたいのです。働く時間も、好みのものも、押し付けられず、自分でコントロールしたい。
こういう考え方に出会うということは、もしかしたら叩く側の方も実は何か思うところがあって、いろいろと考え始めた人なんじゃないでしょうか。
「今までの考え方のままに疑問を持たず働いている人」は低消費型の存在にはあまり関心がない気がします。自分が稼いで楽しく消費していれば別に他人のことはどうでもいいでしょう。
経営側なら自社の製品が売れなくて困るのはわかるけど個人攻撃することじゃない。もしくは、俺の払った税金にただ乗りしやがって…という感覚なのかな。本当に将来の何かを憂うなら、個人攻撃しても意味ないですし。
実際、叩く理由はそれぞれでしょうけど、どこか引っ掛かるということだし、放置できずに何かしら言いたくなってしまう。どちらにせよ、無関心でいられないということ。
でも攻撃する矛先が違いませんか。これに限らず、満足している人はあまり人のことを叩きませんが、もし自分が置かれた状況に文句があるなら、自分の処遇を決める権利がある人に伝えないと意味がないです。
違うステージにいる人に、あれこれいってもあなたの状況は変わりませんよと。
仲良くしなくてもいいし関わらなくてもいいから、放っておいてはもらえないのか。稼ぎたい人はバンバンやってくれればいいのです。
税収が減っちゃうについては、俺がそんなこと知るかよ!どうすればいいか知りませんが、どっちみち今後は色んなものが維持できなさそう…
まあ、「あまり消費せず必要なだけ適度に働こう」と舵を切った人は、人生で何が重要なのかをじっくり考える機会があったんですよ。
その結果、やっぱりがんがん働かないとヤバいとなる人もいるでしょう。でも低消費型になった人も元々はCM等でよき消費者となることを刷り込まれているのだから、その刷り込みを打ち消してしまうくらい色々とあったんじゃないかな。
-< 旧ブログの「仕事」カテゴリーへ >-
-< 旧ブログの「退職」カテゴリーへ >-
-< 早期リタイア・退職・働く事についてお勧め関連本 >-
広告とか
-- 記事一覧ページへ --