今まで歴史物は避けていたけど解禁しようかなと思って。なぜ避けていたかというと子どもの頃の時代劇のイメージが良くなかったから。毎回同じような内容を見させられてうんざりでした。それとは違いますし読めば面白いですw
ま、でも時代的に戦に明け暮れて権力が全て、気に入らなければ切り捨てるという野蛮な世の中、そういう目線に立てないので良い人に描かれている劉備に感情移入して読むしかない。
01巻が序で前書き的な感じなので、本編は02「桃園の巻」からです。
劉備と関羽、張飛の出会いから描かれるんだけど、読んでみるとキングダムじゃないけど(あっちは秦の始皇帝の話)そういう感覚でぐいぐい読めますね。これは。
難しい表現もあるけども読み進めるには困らないです。度々出てくる詩がわかれば更に気持ちが乗りそうだけど。
世の中を乱していた黄巾賊を一応治めたものの、官の内部は腐っていて、帝の崩御に乗じて策を練った董卓が支配する。
そして曹操が、董卓は悪でヤバい奴だやっちゃおうとして上手くいかず、逆に自分が危ないので一目散にトンズラするところでこの巻は終了。
平民の命が軽すぎて、無益な殺生をし過ぎ。
続いて03「群星の巻」も読んでみた。
この巻はとにかく群雄が割拠し、戦に明け暮れるよ。
董卓を討とうと劉備、曹操ら十八カ国連合軍集まり、戦いが始まる。董卓は都を洛陽から長安へ移し逃げる。
ただ洛陽に入った十八カ国連合はまとまらず、曹操や劉備は呆れて洛陽を去ってしまう。劉備は趙雲と出会う。
十八カ国連合がうだうだしてる間も、董卓は民衆のことなど考えずしたい放題に振る舞っていた。
長安では世を憂う王允(おういん)が美女の貂蝉(ちょうせん)を頼み、董卓と呂布を仲たがいさせついに董卓を討った。しかし逃げていた董卓の四将が長安を取り戻す。
一方、曹操は老父が殺された件で誤解し陶謙を討ちに出兵。劉備が陶謙を助けに来る。呂布は手薄になった曹操の本拠地を占領。劉備は陶謙から州を譲られる。
ここまで読んで思ったこと。あるあるで。
・優秀な人間は官の身分を捨てがちw
・良からぬ謀ばかりしていると優秀な部下ほど離れてしまう。
・大した部下がいないと嘆く上司は、自分が大したことないからorz
この時代の人の教養として孫子が出てくるけど、これより前の時代なのに未だに受け継がれているとはすごい。
戦いなので陣形や地形など重要ですが、兵法で覚えているのは子供の頃に読んだ「大ぼら一代」という本宮ひろ志の漫画だよ。高校同士で戦って、赤川高校による三位一体の攻撃(要するに人数かけて戦う)とか、鶴翼の陣とかそういうのを覚えているなあ。(故事から来てるんだろうけど)
青空文庫で読んでますが、12巻の「篇外余録」までに別れている。実質11「五丈原の巻」が最後なのかな?
ここまでで3/12巻だとすれば意外とすぐ読めちゃう気がする(序は短いですけど) 長大すぎると思っても、とりあえず手をつけてみた方が良いですね。手に負えなければ撤退してもいいし。
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