マンガ『ぼくたちは勉強ができない』1巻。なぜか自分を超える天才少女に勉強を教えることに


学園ものです。学費免除の資格を得る条件として、天才少女(でも苦手教科はとことんできない)の大学受験を突破させる命を受け奮闘する秀才男子の話。

(*そこそこ1巻のあらすじを書いてしまっています。ネタバレ嫌な人はスミマセン)

 

天才少女は二人。

・理系の天才、通称「機械仕掛けの親指姫」こと「緒方理珠(おがたりず)」。
うどん屋の娘。身長143cmのトランジスタグラマー。人の感情を知りたいと心理学を志す。

・文系の天才、通称「文学の森の眠り姫」こと「古橋文乃(ふるはしふみの)」。
すぐ言質を取る。ある理由から天文学を目指す。不器用。(多分)左利き。

通称がすごいですw 何たらじかけのオレンジみたいな。

 

まず、彼女たちは学園ツートップの美少女だということ。それぞれが理系、文系にぶっちぎりで優れた才を持つ天才でもありました。

しかし、こともあろうか得意分野でない教科はまったく苦手、凡人以下というか恐ろしいほどアホな成績なのです。

そして二人の志望学部は、実は自分が得意なものと逆の分野でした。

 

もう一人、貧乏大家族一家に生まれた「唯我成幸(ゆいがなりゆき)」という人物が登場します。器用貧乏で人はいい。根性もある。

彼は元々要領がわるく勉強ができない男でした。しかし努力して各教科まんべんなく優秀な秀才となり、貧乏ゆえに学費免除の特別VIP推薦を目指しています。

 

「特別VIP推薦」とは、彼らが通う一ノ瀬学園において、特に優秀な生徒が以降の大学進学にかかる全ての学費を免除されるチョー嬉しいシステム。

しかし、推薦されるには成績が微妙だった彼は学校長に条件を出されてしまいます。

 

VIP推薦を受ける条件として、文系理系それぞれ天才の二人に、苦手分野の勉強を教える役を任されてしまう。二人には成績面で到底敵わないと思っていたのに。

しかも緒方と古橋の進路は学園側にとっては重要事項。二人とも志望大学の入試を突破させなければなりませんでした。

 

「教育係」を頼まれた唯我君ですが、天才たちが本気で苦手分野の学部へ進学したいのだと知ります。二人とも、才能があることとやりたいことは別らしい。

 

唯我君は普段の授業で二人の天才ぶりは目にしていました。

そして天才と「x」は表裏一体なもの。彼は教育係となって初めて、彼女たちの苦手教科の不出来さを知るのでありましたw

 

ちなみに、この苦手科目を教えるというミッションですが、一筋縄ではいかず先生も皆逃げ出したほど。だから彼に役回りが回ってきたんだね。

 

なにしろ緒方と古橋は得意分野を攻めれば楽勝で大学を選び放題なのです。

そのステータス配分違いを嘆きつつも、二人の真剣さを知り手助けする気になった唯我くん。徹夜で克服すべきポイントを押さえたアドバイスノートや問題集を作製していく。

二人もそんな唯我くんに対し少しずつ信頼を持ち始めるのか…… こうして彼はラブコメの住人となったのでありますw

 

 

天才二人は変わった部分もありそうですが、基本いい人で可愛らしい。

唯我の弟妹も絡んで、逆ドリカム状態の楽しそうな三角関係か。まあ今のところ特に理系の方の緒方女史はそういうムードでもないけどね。唯我くんも真面目な男だし。

 

しかしでしたw 読み進めると「武元うるか(たけもとうるか)」という第三の少女が登場します。彼女は通称「白銀の漆黒人魚姫」。また通称がw。水泳が得意なスポーツ天才少女。

しかも唯我くんとは中学時代からの友人。武元は運動神経抜群なのに勉強はからっきしなタイプ。大学はスポーツ推薦で突破できるはずでしたが、制度の変更があり英語の点数だけは必要になってしまったという。

 

この設定はアレですよね。また教育係です。

三角関係ではなかったみたい。四角な感じ。

筒井大志氏の作。

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