先日の「脳と心の正体」の続きに、ストレス自己採点ということで、「勤労者のストレス点数表」、「職場ストレス上位20」が載っていました。参考までにアップしてみます。
もちろん同じ出来事でもストレスの感じ方というのは人によって異なるので、あくまで一般的な数値に置き換えて、ストレス過剰で病気になりやすいかの目安とするものでしょう。
ちょっと古いですが1967年にアメリカの社会学者ホームズと内科医のレイが開発した「ライフイベント表」というものがあります。
具体的な人生での出来事が、それぞれどのくらいのストレスかを自己評価させ、その平均値をリスト化したもの。
それを日本にあてはめ、1988年に1630人の調査を行ったものだそう。(執筆は精神科医の夏目誠という人)
アメリカと比較して、家庭や社会に関する項目に差はなかったのに、仕事に関するストレスだけ日本の方が強く出たのが興味深いと綴っておられます。
大きい会社だと産業医がいて、ストレスについては、もっといろいろな方法で調べてくれるのかもしれませんが。
チェック方法としては、上表であてはまる項目の点数を合計し(同内容だと思える項目がある場合は点数の大きな方を選ぶ)、合計が260程度でイエロー、300超えでレッドとあります。
そこそこの年齢なら転職や友人の死を経験してる人も多いでしょうし、軽く300くらい超えそうだけど……
ま、気分転換に旅行に行ったりしても、それで体が疲れて別のストレスにはなったりするということなので、「もう一日有休を取って休むべし」ということです。
あと精神科に通うと(私の場合)毎回よく眠れるか聞かれますが、不眠は休養がとれなくて危険な兆候なので注意が必要です。
「忙しくて現実には休めないよ」という意見も一理ありますが、何かあったとき「会社はあなたを守ってはくれません。自分の命は自分で守るしかない」のです。
体調のことで相談しているのに有休も取れないなんて会社は、実際あなたの生命や健康についてどう思っているのか、一度じっくり考えてみた方がいいです。
下は2010年、産業精神保健学会が1万494人を対象に行った「ストレス評価に関する調査」。
職場ストレスですが、左遷より嫌がらせやいじめの方が高い数値です。
著者も書いているように、もしかして昔だったら逆なのかもしれませんが、今は働き手の意識が変わってきて(私は最初からでしたが)、給料やポストより、職場の雰囲気や居心地、働きやすさを重視するようになってきた現れなのでしょう。
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