読みました。
強引に漫画のストーリーとしてまとめると、初めは家族に知識がなく追い打ちをかけられてしまうが、徐々に周囲が理解を深め回復していき、病状とも付き合っていけるようになるという話。
人によって異なる様々な症状や、薬の重要性、医者との相性の重要性、仲間の存在の必要性などを知ることができます。社会保障や昔の医療現場の話などもあり、広範囲にわたる情報が載っているのではないでしょうか。
私が経験した不安障害と症状は異なるものだと思います。ですが一度精神的にちょっと脆さを感じた人は、また自分がいつどうなるか分からないということもあり、少なからず関心はあるんじゃないでしょうか。
なので何かのきっかけで思い出したように似た系統の本を読むのですが、この統合失調症は国や地域、人種や民族、男女などによる差はほとんどみられず、世界的に100人に1人程度の割合で発症するとあり、それだとまったく珍しいことじゃないのです。
例えばですが風の声などが聞こえて民衆に伝える人いますね。未開の民族にはいないのではという質問に、調査してみると、どうやらそういう人が実はそうだったとありました。
するとストレス社会のせいで発症するというものでもないということですよね。ただ、のんびり生活の地域ではさほど問題なく暮らしていけることが多いので認識されないというのはありそう。
まあ自分が社会復帰せねばという焦りもさることながら、つらい時は(特に近しい人の)無知や偏見や無理解がつらい。なので関係者になったら、こういった読みやすいものに早めにざっとでも目を通しておくといいのではと思いました。もちろん私も詳しくはないですが。
家族の対応編もありました。
Kindle 読み放題対象本。
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