子どもの頃、ゴブリンに姉を蹂躙された主人公が、ゴブリン退治の依頼だけを受け、ひたすらゴブリンを退治していく話。
この物語の世界では、魔物の中でゴブリンが一番弱いとされているのよ。
しかし、ゴブリンスレイヤー曰く、「ゴブリンはバカだが間抜けではない」 ゴブリンは戦いで学習し、生き残れば賢くなっていく。
ゴブリンの中にも長となるもの、ゴブリンチャンピオンやゴブリンロードなどが出現することがある。そういう奴らがいると多数のゴブリンが統率され戦略立ててやって来ることもあり、ゴブリンといえど一筋縄ではいかなくなる。
物語の始め、お調子者の駆け出し冒険者らが素人だけで洞窟にゴブリン退治に出かける。彼らは冒険者の等級も一番下ですが、ゴブリンならと意気揚々出発し、返り討ちにあってやられてしまう。
そこに主人公の「ゴブリンスレイヤー」がたまたま通りかかり、唯一神官の少女だけが助かる。彼女が彼を慕って同じパーティーとしてゴブリン退治について行くという感じ。
多分、ゴブリンスレイヤーから冒険者としての姿勢というか、学び取るべき何かを感じたんだと私はそう思いました。
神官の少女はプロテクションという、結構重要な呪文を使えるのよね。回数は限定されますが。
主人公は感情を表に出さないハードボイルドな感じ。「ああ」とか「そうか」のような言葉が多い。
まあでもギルドの受付のお姉さんや、ゴブリンスレイヤーの幼なじみの牛飼娘など、実直な彼を憎からず思っているみたい。
話が進むとドワーフやエルフ、リザードマンなどと一緒に地下迷宮を探索することになり…という感じです。
戦闘シーンがわりと残虐に表現されているので、1話目の感じがだめなら合わないかも。他シーンはわりとほのぼのしてたり、美女もいますが。
最後の、彼は勇者でも何でもない、特筆すべきこともない普通の男だが、策を練り確実に云々かんぬん。神にダイスを振らせないというの良いよね。
ゴブリン、ゴブリンと、こんなにゴブリンを書いたのは初めてw(下はコミカライズ版、上部の画像リンクは文庫)
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