札幌市の図書館を利用できる資格は、
・札幌市内に住んでいる方
・市外に住んでいて、市内に通勤・通学されている方
です。
札幌市図書館はネット上Webで予約、借りている資料の延長など出来ますが、今回は物理的な書籍でなく、電子書籍を借りられる「電子図書館」についてです。
下画像は札幌市図書館のホームページ。
ログインは通常の図書館のシステムと同じIDで行います。先ずは札幌市図書館のWebシステムが利用できるようになっている必要があります。
札幌市電子図書館
今まで普通に現物の書籍を借りていましたが、今回は、札幌市図書館の「電子図書館」を試してみました。
電子版の書籍は「BinB Reader」というリーダーを使用し、ブラウザ上で読むことが出来るのでPCでもタブレットでもスマホでもok。iOSも対応しているようですが、iPadは実家に置いてきてしまったので確認出来ず。
電子図書館の画面の雰囲気↓
ただ私の環境(IT関係の人だと普通の言い方ですがデバイスやネットの構成ということです。北海道の厳しくも素晴らしい自然環境のことではありませんw)だとページをめくる時に数秒のタイムラグがあり、遅いデバイスでは調子よく読んでいるのに毎回腰を折られる感じにはなります。(ダウンロード方式でなく数ページ毎に毎回通信するようなので)
また本によっては予約待ちが必要で、電子版だからといって、人気のある待ち行列が出来ている本が無尽蔵ですぐに貸し出し可能になるわけではないです。
借りている本の部分をアップにした画像↓
電子版は同時に借りられるのは三冊まで。借りられたものには「返す」や「延長」のボタンが見える。「読む」ボタンを押すとリーダー画面が開き読書可能。予約中に関しては「予約取消」のみ。
これが一番残念な点だとは思いますが、電子版ではまだ借りられる書籍の絶対数が少ないです。これはどうにもならんので、何かすぐに電子版で読みたいなら、別途青空文庫で昔の名作を読むのもいいかも。
上で腰を折ると書いたページ送りの通信にかかる時間は、私の所有するノートPCなら1秒程度でほとんど気になりませんが、スマホのP9 LITEで3、4秒、Kindle Fireでは4、5秒とそこそこ緩慢な動きでした。(ちなみに私のネットはWiMAX2で普段の速度は5Mbpsくらい)
寝ころんだ体勢で読むならPCでは無理ですし、さくさく読みたいなら処理速度の速いタブレットやスマホでないと厳しいかもしれません。電子版の閲覧システム自体がバックグラウンドで先読みして欲しい気もしますが。
フォントの大きさにも依りますが、一画面表示文字数の少なさもあり、スマホのP9 LITEだと数ページに一度の「処理中…」という待ち時間があるだけなので、Kindle Fireよりかなり読み心地はいいです。(個人の体感です)
リーダーの機能として、文字サイズは5段階に調整できますし(ビューアーの真ん中タップでメニュー)、本を開いた時は前回読んでいた位置に移動してくれます。自動ページ送りも可能で速度は1秒から30秒の間で設定可能。
使い勝手は特に問題なく、通信の「処理中…」の表示が場合によっては気になるかなという程度です。
あれこれワガママを書いてしまいましたが、しかし無料でこのように電子本が読めるのは非常にありがたいこと。(無料といっても税金ですが今はあまり払ってないので…)
ユーザーが少ないとシステムを構築した側も張り合いがないと思いますし、電子版で図書館の本を読む習慣も取り入れていく予定です。大勢で利用すれば徐々に電子版で貸し出し可能な本も増えていくでしょう。
*札幌市の図書館へのリンクは、このブログのPCなら右ペイン、タブレットやスマホの場合はスクロールしていって記事の下の方にあります。図書館サイトの下の方に携帯・スマートフォンサイトへのリンクもありますが、アプリとかではない模様。